Anki プレミア記事 医学生向け

[Ankiに取り込む!]medu4の口頭試問を完璧に覚える方法

こんにちは、やましんです!

medu4の口頭試問、わかりやすいですよね!
必要最小限のことがまとめられており、完璧に覚えられれば国試に楽々と合格できるでしょう。

しかし、せっかく覚えた口頭試問もすぐに忘れてしまう…という方は多いのでは無いでしょうか?
忘れないようにするためには、適切な間隔で復習する必要があります。

つまり、復習管理を行なってくれるアプリ、Ankiに取り込んで口頭試問を勉強すれば100%覚えられるわけですね!

今回はMedu4の口頭試問をAnkiに取り込むためのプログラムを紹介します。
Ankiに取り込み反復学習できるようになれば忘れることはほぼなくなるでしょう。

こんな人におすすめ

  • 口頭試問を覚えてもすぐに忘れてしまう…
  • 余裕で国試、CBTに受かりたい
  • Medu4の口頭試問をAnkiに取り込みたい
  • Medu4の口頭試問の項目に情報を追加していきたい
  • Ankiの有効な使い方がわからない

完成すると以下の画像のようになります。

項目ごとにAnkiに取り込むことができます!

Q-assistのサブプリントをAnkiに取り込む方法もご紹介しております。
QAユーザーの方は以下のリンクへどうぞ

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動画編

動画にて作業全体の流れを解説しています。
先に一度見ておくとわかりやすいと思います。

1週間後には約80%忘れてる!?

一度は完全に覚えた内容をすぐに忘れてしまうのはなぜなのでしょうか?
その根本的な原因は復習管理が出てきていないことです。

実際、ドイツの心理学者のヘルマン・エビングハウスの研究では、Ⅰ度覚えた内容を人は1時間後に56%、一週間後に77%、1ヶ月後には79%忘れているということがわかりました。

これを防ぐには「復習」するしかありません。
人は復習しなければ20%ぐらいのことしか覚えていられないのです。

しかし、復習ばかりでは勉強が前に進みませんよね?
なので、大事なのは「適切なタイミング」で復習することです。

適切な復習のタイミングは?

引用:https://uwaterloo.ca/campus-wellness/curve-forgetting

適切な復習のタイミングを考える上では、カナダのウォータールー大学の研究結果が参考になります。

この研究から以下のことが言われています。

ポイント

・講義内容を復習しない場合、30日後にはほとんどの知識を忘れる
・講義から24時間以内に10分の復習をすると、記憶が100%(講義直後の状態)に戻る
・講義から1週間後に2回目の復習をすると、5分で記憶を取り戻せる
・講義から1ヶ月後に3回目の復習をすると、2~4分で記憶を取り戻せる

まとめると、適切な復習のタイミングは学習したその日、翌日、1週間後、1ヶ月後です。

このタイミングで復習プランを組めれば良いですが、医学の勉強量は膨大であり人が復習を管理するのはあまり現実的でありません。
実際1ヶ月前、何の科目を勉強したかおぼていないのではないでしょうか?

ここで必要になってくるのが、プログラムで自動で復習管理を行うAnkiというアプリです。

Ankiとは?

Ankiとは分散学習を行なう単語帳アプリです。
海外の医学生の間で非常に人気があり、最近日本の医学生の間でも話題になってきました。

Ankiは1問1頭形式で問題を解いていきながら復習管理ができるので、Medu4の口頭試問との相性が良いです!

Ankiの使い方について詳しく知りたい方は以下の記事がおすすめです。
ここでは簡単に特徴をまとめます。

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Ankiのメリット

  • 分散学習を搭載したアプリ
    個人の「思い出しやすさ」で問題を自動で振り分けてくれ、最適な感覚で復習させてくれる。
  • PCのアプリ、またはネットのAnkiwebなら無料で使える(iphone,ipadのアプリ版は有料です)
    Androidの場合はAnkiDoridというアプリで連携できる上に無料です。
  • アプリ版はオフラインで使え、電波の届かない場所でもOK!
    実習の合間など、隙間時間の勉強に最適

Ankiのデメリット

  • 単語帳の作成が面倒な上時間がかかる。
    例えば、Medu4の消化管の分野をすべてAnkiに移そうとすると1時間以上かかる…
  • 拡張機能が豊富な一方、操作法になれるのが大変

国家試験は時間との勝負、無駄な時間は1分たりともありません。
今回はそんなAnkiのデメリットを打ち消すためにプログラムを開発しました。

プログラムで簡単に取り込める

プログラムがMedu4のPDFを解析し、口頭試問の内容を自動で抽出します。
完全自動で行うので、超時短になります。
1つの分野につき60秒程度でPDFをAnkiに取り込むためのCSVファイルに変換してくれます

また記事中にAnkiの操作法を画像付きで解説しています。
Ankiを初めて使う方にもわかりやすいと思います。
もし記事中に不明な点があればからご連絡ください。

以下から具体的な作業手順をご紹介していきます。

利用者の声

PDFCropperシリーズは200人以上の方にご利用いただいており非常に好評です。
ありがたいことにたくさんの感謝の声をいただいております。

必要なもの

  • Google colabratory
  • Google Driveのアカウント
  • Anki
  • Medu4のPDF
  • 作業用PC

Google Colabratoryは聞きなれない人も多いと思いますが、使い方は後で詳しく説明します。
Google colab, Google Driveは無料でご利用いただけます。

作業手順

  • Google colabでPDFをcsvファイルに変換する。
  • Ankiの単語帳を設定する。
  • Ankiにcsvファイルを取り込む。

Ankiに問題を一括で登録するためにはテキスト情報をCSVファイルに変換する必要があります。

今回はそのためにGoogle Colabratoryを使用します。
Google Colabを使ったことがなくても使い方を丁寧に説明するので安心してください。

設定は非常に簡単なので、作業時間自体は5分もかかりません。
ただし、Google Colab上でデータに変換する際には1分野につき1分程度かかる場合があります。
動作中はPCのタブを閉じなければ何をしてても大丈夫です。

更新情報

2022/8/24
Ankiに取り込むPDFの順番を保証できるようになりました。
詳しくは下記の「PDFの順番を保ったまま読み込む場合」をご参照ください。

2022/8/25
分野別にデッキを作る方法を公開しました。
PDFCroppreでまとめてAnkiに取り込んだ後は、この方法を使えば簡単に分野ごとのデッキを作成することができます。
分野後ごとのデッキの作り方

2022/9/5
PDFの解答の読み取り精度が向上しました。
数字やギリシャ文字が解答に入っている場合でもうまく読み取りができるようになりました。
今までのプログラムを使っていた方で、カードの情報を更新したい場合にはこちらを参考にしてください。

料金について

今回は専門家の力をお借りしたので、有料です。

Ankiに手動で1問ずつ口頭試問の内容を取り込むと、1分野につき1時間以上はかかると思います。
料金は時給2時間分で、全分野の問題を同時にプログラムで処理できるので、費用対効果で考えると非常にお得です。

決済はcodocの機能を使用します。
クレジットカードの情報は残らないので安心してください。

売上は医学の勉強を効率化するためのプログラム開発に充てさせていただきます。

注意事項

  • コピーした内容の2次配布は絶対にしないでください。
    自己責任かつ個人利用の範囲でご利用ください。
  • 100%の変換は保証致しておりません。
    使用環境により動作しない可能性があります。
  • 口頭試問以外の情報の出力にはまだ対応していません。
    本記事の穴埋めなどは開発出来次第更新いたします。
  • このプログラムは口頭試問が記載されたMedu4のPDFが必須です。
    口頭試問セット等、講座ではなく口頭試問の機能だけを利用している場合はAnkiに取り込めません。

注意事項をご確認の上ご購入ください。
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よくある質問集

  • この記事を書いた人

やましん

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