最近仮想通貨業界で話題になっているheliumネットワークはご存知ですか?
heliumはweb3.0の世界を見据えてIOTデバイスのための分散型ブロックチェーンを築くプロジェクトです。
HNTのマイニングがちらほら聞こえるようになり、怪しいと感じている人がいると思うのでプロジェクトの説明を行いたいと思います。
結論から言うとHeliumは詐欺プロジェクト(scam)ではありません。
Web3.0の世界をぜひ楽しんでいって下さい!
こんな人におすすめ
- Heliumが怪しいと思っている
- Helumの仕組みが知りたい
- Web3.0の世界を通じてビジネスを当てたい
目次
Heliumとは?
ヘリウム(HNT)は、IOTデバイスのための分散型ブロックチェーンを利用したネットワークです。
2019年7月に開始されたヘリウムメインネットは、低電力の無線デバイスが互いに通信しノードのネットワークを介してデータを送信することを可能にします。
ノードとは?
ノードは、無線ゲートウェイとブロックチェーンマイニングデバイスを組み合わせたいわゆるパソコンのようなものです。ノードを操作してマイニングを行い、Heliumの暗号通貨であるHNTを獲得することができます。
Heliumの目標
Heliumは、2013年の誕生から現在のネットワークインフラの不備を洗い出し、将来のIoT通信に備えることを目標としています。
Heliumの創設者
Heliumの3人の共同創業者Amir Haleem、Shawn Fanning、Sean Careyが2013年に会社を立ち上げました
Haleemは、eSportsとゲーム開発で活躍した経歴の持ち主です。
Fanningは、1990年代後半にピアツーピア(P2P)型インターネットサービスの主流となった音楽共有サービス「ナップスター」の開発で知られています。
Careyはペイパルが買収した広告最適化企業でありWhereで開発職を歴任していました。
Heliumのチームは現在、「無線とハードウェア、製造、分散システム、ピアツーピア、ブロックチェーン技術」の経験を持つメンバーで構成されていると言えます。
Heliumの特徴
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Heliumは、ワイヤレスのInternet of Things(IoT)デバイスの通信機能を向上させることを目的としています。2013年当時、IoTのインフラはまだ黎明期でしたが、開発者は自分たちが提供するものに分散化を加えたいと考えていました。
それゆえ公式文書では「The People's Network」と呼ばれています。
このネットワークは、デバイスの所有者やIoTに関心のある人たちを中心に、金銭的なインセンティブによって、さらなる普及の可能性を提供します。
ネットワークに参加する方法
無線ゲートウェイとマイニング機能を組み合わせた装置(Hotspots)を購入するか、自分で構築することでネットワークに参加することができます。
各ホットスポットは、一定範囲のネットワークをカバーすることで、ヘリウムのネイティブトークンであるHNTのマイニングを行います。
Heliumの合意形成アルゴリズム
ネットワークは、HoneyBadger BFTプロトコルに基づく新しい合意形成アルゴリズムであるproof-of-coverageで実行されます。
このアルゴリズムのおかげで、接続が変動するときでもネットワーク内のノードが合意に達することができます。
ユーザーは、HNTに加えて、データクレジットと呼ばれる交換不可能で個々のユーザーに結びついた別のトークンで取引手数料を支払います。
Heliumの流通
2020年10月開始時点で、48,712,218HNTが流通しています。
初めのうちは、ネットワークインフラを構築するために貢献した人が多くのHNTを獲得しますが、その後はデバイスデータの転送量をより多くした人がHNTを多く獲得するようになります。
このHNT配布の仕組みは20年程度続く予定です。
HNTが購入できる取引所
HNTは2020年10月現在、BinanceとFTX等主要な海外の取引所で手に入れることができます。
通貨ペアにはUSDとTether(USDT)などステーブルコインが含まれています。
まとめ
今回はHeliumについての解説を行いました。
ポイント
- HeliumはIOTの世界に向けて作られたプロジェクト
- proof-of-coverageに基づきネットワークを形成する
- Hotspotsを購入することで簡単にマイニングに参加できる
IOTの世界に向けて動き出しているとは非常に夢があるプロジェクトですね!
読んでいただき、ありがとうございました!