Anki 医学生向け

Ankiで長期記憶を強化する効果的な使い方

医学や語学など、膨大な量を覚えようとしてもすぐに忘れてしまう…
そんなあなたに最も必要なのは、忘れかけた物事を「思い出すこと」とそれを「反復」することです。
決して何度も同じことをインプットすることではありません。
これに従うだけで圧倒的な勉強パフォーマンスを引き出すことができます。

でも、反復間隔や問題を管理するのは非常に大変ですよね?
そんなあなたに絶大な効果を発揮するのがAnkiというアプリです!

今回は物事を覚えるのが苦手な人や、Ankiでなにができるのかわからないという人にAnkiの効果的なやり方を解説いたします。

Ankiさえあれば覚えることはもう怖くありません!

なお具体的な使用方法については下記の記事で解説しています。

リンク

Anki 医学生向け

「操作法」0からAnkiを始めるあなたに

2022/4/3  

Ankiを始めたいけど、Ankiの操作方法がわからない人向けにこの記事を書きました。 Ankiのインストールから、問題作成、学習までの基本的な操作方法の流れを書いていきます。 その他画像や動画、音声を ...

Ankiとは?

Ankiとはフラッシュカードを作成できるアプリのことです。
Web、MAC、Windows、Android、iphoneどの端末からでも操作ができます。

最も特徴的な機能に反復学習を自動的に行なってくれるというものがあります。
すぐに覚えられた問題は1ヶ月後に出題するが、なかなか覚えられない問題は明日もう一度出題する…
これをAnki側が管理してくれるのです。

繰り返しアウトプットする機会を自動的に作ることができる。
しかも問題の難易度に応じて行なってくれるのです
だからAnkiを使うと効率的に長期記憶を強化することができます!

問題さえ作ってしまえば、あとはAnkiに任せるだけでぐんぐん成績がアップしていきますよ!

Ankiの基本の4タイプのカード

Ankiのフラッシュカードにはいくつかの種類があります。
よく使うのは以下の4つのカードです。

Basic

一般的な単語帳に似たカードです。表面と裏面があり、表面に問題文を裏面に答えを入力して使用します。

例えば…

表面:上腕二頭筋を支配している神経は?

裏面:筋皮神経

テキストだけでなく画像や音声、動画も差し込めるのでより記憶に定着しやすいカードを作ることができます。

Reverse

基本カードとほぼ同じ機能ですが、このカードでは表面と裏面を入れ替えて出題することができます。

例えばある単語の英訳と和訳を用意しておけば、英語⇄日本語と相互に確認するカードを一瞬で作れてしまうわけですね!

穴埋め

このカードは基本表面だけになりますが、問題の一部分を隠して出題する穴埋め形式の問題を作ることができます。

Image Occlusion

このカードではテキストではなく画像の穴埋め形式の問題を作ることができます。
解剖や地理の問題など視覚情報に関連させる問題を作るときに非常に有効です。

これを使うときにはImage Occlusionという拡張機能をAnkiに入れる必要があります。
もし使いたい方は下記で説明しているのでご覧ください。

image Occlusionとは?

Ankiの効果的な使い方

Ankiを効果的に使うにはいくつかのコツがあります。

全ての問題に対してフラッシュカードを作らない

Ankiは一つの問題に対して何回も復習することになるので、問題を作りすぎるとAnkiを回すのに非常に時間がかかり逆に非効率です。
自分が忘れていた問題や関連した物事に関する単語帳だけ作成し、分かりきっている問題の単語帳は作らないようにしましょう。

毎日する

Ankiは毎日しなければ効果を発揮しません。少しの問題でもいいので、毎日行うことを心がけましょう。

なおAnkiは長期的な記憶定着を促すもので、短期的な記憶定着に向けて使用するものではありません。
いわゆる一夜漬け対策に使うものではないので、注意して下さい。

一問一答形式にする

問題に対して答えを複雑にしすぎないようにして下さい。答えが5つも6つもあると全てを思い出すのに時間がかかり学習コストが嵩みます。

タグを利用する

Ankiではタグを各カードに割り振ることができます。タグを用いれば単語帳管理がしやすくなるので、タグを利用するように心がけて下さい。

例えば、医学であれば、消化器、循環器、呼吸器のようなタグを振ると管理がしやすいです。

自分のデッキを作成する

Ankiには公開されている単語帳のデッキがあり、それを使えば単語帳を作成することなく勉強し始めることができます。しかし、一番いいのは自分がわからないところだけを詰め込んだデッキです。公開されているデッキは問題数が膨大なものが多く、時間がかかりすぎてしまうことがあります。

もし時間に猶予があるなら、自分専用のデッキを作成することをお勧めします。

まとめ

今回はAnkiの何がいいのかを解説しました。
Ankiを使えば驚くほど簡単ものを覚えることができると思います。
ぜひ利用してみて下さい。

読んでいただきありがとうございました!

また、Ankiの具体的な操作法については下記で解説しています。
参考にして下さい

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  • この記事を書いた人

やましん

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